映画2022上半期 ドキュメンタリー三本
映画館や舞台の会場が、携帯から離れられ、没入できる時空間。
救いです。ドキュメンタリー三本おすすめです。
CODAという言葉は、徐々に馴染んでくるのでしょうか。
監督の松井さんに渋谷のラジオにご出演頂きました。
取材相手との関係の結び方、その後お話しさせてもらいました。
ドキュメンタリーとは〜 を考えるための私の大切な映画になりました。
・「フリー」
独白。難民として逃れる日々、家族が引き離される様子、そして自分の性別の認識、
それら全ては簡単に公開できないこともあり、
本人は全てアニメーションで登場します。
ラスト、アニメーションと実映像が重なるところでは鳥肌が立ちました。
伏せることと伝えることを考えるための大切な映画。
・「パレスチナのピアニスト」(7月公開予定)
ピアノの先生ってなんで全世界で厳しいのだろう。
何かをやりたくてやりたくてやりたくて、渇望するって、
こんなにも吸収力を強めるのか、、と見入りました。
何かが足りない時、ただ悲しむだけの人間は少ない。
より求める。そして集中する。
だからと言って、「足りない」が正解では決してないのだけど。
この映画は、足りている環境にいる自分は、渇望する人にどうやって勝てるだろうと
考えてしまいました。
自分の輪郭をはっきりさせてくれる映画たち。でした。
- 2022年06月17日
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