今週、山に行っていました。
美しい景色を見れたのはもちろん、いろんな人と会えたことが嬉しかったです。

山小屋の前などで、声をかけてくださった登山者の方達。
本当にありがとうございました。

ばったり大学の先輩が家族登山しているのにも遭遇。
キャッキャ喜んでしまいました。

元 世界七大陸最高峰最年少登頂記録保持者の山田淳さんにも、久々に会って、
あまりに感激して、撮影中なのに、ハグしたり。

ヘリで遭難者の救助をしているのにも遭遇。
下山したら、無線でやりとりをしている救助隊の方達が。
よく見たら、以前、テレビ撮影をサポートしてくださった方々。
張り詰めた空気の中で仕事をしている彼らは、
真っ黒に焼けていて、汗の玉が幾筋も流れていて、近寄れない雰囲気でした。
崖にいる人を救助に行ってきたばかりの方は、
「死ぬかと思った……すいません、あの崖をおりきることができませんでした」
と上司に頭を下げていました。
「いいよ、あそこでおりられても、遭難者を引き上げることはできなかったから。
どうせヘリの要請をすることになったんだから。いいよ。安全第一だよ」
と声をかけられていました。

作業が一段落したところで、再会の挨拶。
「山、好きで居続けているんだね。また山に来てくれているんだね、
よかった、嬉しいよ。またゆっくり一緒に山に登ろう」
彼らの目元が少し緩み、笑顔でそう言ってくれました。


近頃、わたしにとっての山が、旅先ではなく、再会の場になってきているのが、少し不思議です。


人、に溢れた一週間でした。

実は20代前半ずっと、わたしは「チーム」に憧れていました。
いつも似たメンバーで仕事をしている人たちが、羨ましかったです。

わたしにももちろん、近しい存在はいます。
でも、仕事の現場が変われば、スタッフも、テンションもどんどん変わります。
書く仕事にいたっては、どうしても孤独です。
長年の付き合いがあるスタッフ達の中に、ポーンと入ると、
もう出来上がっているチームの中に、自分のポジション、キャラクターを探すことになります。
そして、そのチームには、遅かれ早かれ、お別れをすることになります。


しかし。
一方で、わたしは、一人が好きでもあるので、これまたやっかい。
いろんな現場に行きたい。一人で自由に渡り歩きたい。そんな気持ちもある。

ないものねだり、ですね。


でも、今回みたいに、再会を喜べることがあるのなら。
チームを結成して、また解散してさよならを言って、
いつかまた会いましょう、ということの繰り返しも、いいものなんだな、と思いました。

意外と、つながりは、切れないもの。
安心して、一人を楽しんで、オールオッケー。


そうそう、先日、都内のバーで、重松清さんにも、偶然ばったり会いました。
10年以上ぶり。
その年月の話を、かいつまんで話しました。
忘れたいような自分の話を、重松さんに話されて、
恥ずかしくて、お腹がよじれるくらい笑ったり。
気にかけてもらえていた瞬間がいくつもあったと知り、涙をこっそり流したり。
大人になったから、言ってもらえた言葉、聞けた話が、ありました。
小学生、中学生の頃の、あの優しくて大尊敬して緊張するお父さんのような重松さんが、
尊敬する大好きな大作家の先輩、に感じられました。


いろんな方に会って、自分を振り返ると…
好きに、生きてるんだなぁとつくづく思います。
信じ続けたいなぁ。


幸せを感じるここ最近でした。
少し、非日常だったかも。


実は山の上でラストのコメントを話している時、
いろんなことを思い起こし、自然と人に囲まれて、心がむき出しになってしまい、
うっすら涙が浮かんでいました。
カットがかかって、カメラマンさんは、
「ごめんね、寒かったよね、途中で涙目になっていたよね、早く小屋に戻ってあったまって!」
と言ってくださいました。

その時は言えなかったけど。
出会いや気づきをもらえるこの日々に、感謝が込み上げていて、
あたし、感動して泣いていたのでした。笑
  • 2017年08月13日
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華恵

Author:華恵
 
機を織るようにつなげていきたい
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