ミュージック スクランブル in BAROOM

南青山にあるシックなライブハウスで、
私が私が司会を務めるコンサートシリーズがスタートしました。
ミュージックスクランブル in BAROOM
スクランブルするのは、
  演奏家×演奏家
  トーク×演奏
お客さんの質問×演奏家の答え
交わっていく実験場のような場所になれば、と考えています。

一回目のライブ、あったかいものでした。
チェロの宮田大さんと、バンドネオン三浦一馬さん。
二人は何度も共演してるので、タッグが最高のスクランブル。

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8月は、バンドネオン三浦一馬さんとソプラノ歌手高野百合絵さん、そしてピアノ伴奏の石野真穂さん。
感動的な歌声と裏腹に、笑いに溢れるトーク。楽しかったです。

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次はこちら
ピアノ、三味線、和太鼓。。
めちゃ楽しみ!

司会ってなんだろうと考えてました。
多分、ほとんど喋らないことかな、と今は思い至っています。
自然と演奏家の皆さんがストレスなく話している。
お客さんが楽しく聞ける。
存在感のない司会。でも、ちゃんと勉強してきて、リスペクトと愛を持っている人。
それを目指して、スクランブルを楽しんでいきたいと思います♪

  • 2022年08月22日
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「ディック・ジョンソンの死」

「ディック・ジョンソンの死」
面白い映画でした。
ドキュメンタリーの中のファンタジーがシュールだけど、
悲しくて、愛が随所に滲んでいるのが、あったかくて。

娘が、老いてゆく父に、なぜドキュメンタリー監督になったのかと問われるシーンがあります。
娘が、
「フィクションの世界よりも、ドキュメンタリーの、リアルな人の営みの中に、
人の想像を超えるドラマがあると思ったから」
と答えます。
きちんとこうして答えられるって、いいですね。

Netflixで、ぜひ。
  • 2022年07月06日
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映画2022上半期 ドキュメンタリー三本

映画館や舞台の会場が、携帯から離れられ、没入できる時空間。
救いです。ドキュメンタリー三本おすすめです。

CODAという言葉は、徐々に馴染んでくるのでしょうか。
監督の松井さんに渋谷のラジオにご出演頂きました。
取材相手との関係の結び方、その後お話しさせてもらいました。
ドキュメンタリーとは〜 を考えるための私の大切な映画になりました。

・「フリー
独白。難民として逃れる日々、家族が引き離される様子、そして自分の性別の認識、
それら全ては簡単に公開できないこともあり、
本人は全てアニメーションで登場します。
ラスト、アニメーションと実映像が重なるところでは鳥肌が立ちました。
伏せることと伝えることを考えるための大切な映画。

・「パレスチナのピアニスト」(7月公開予定)
ピアノの先生ってなんで全世界で厳しいのだろう。
何かをやりたくてやりたくてやりたくて、渇望するって、
こんなにも吸収力を強めるのか、、と見入りました。
何かが足りない時、ただ悲しむだけの人間は少ない。
より求める。そして集中する。
だからと言って、「足りない」が正解では決してないのだけど。
この映画は、足りている環境にいる自分は、渇望する人にどうやって勝てるだろうと
考えてしまいました。

自分の輪郭をはっきりさせてくれる映画たち。でした。
  • 2022年06月17日
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矢部華恵

Author:矢部華恵
 
機を織るようにつなげていきたい
日々のこと、本のこと、
音楽のこと、出会った人びと…

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